ご当地情報

2025.04.24

長崎に行くと必ずもう一度行きたくなる!?三菱重工長崎造船所の皆さんがおすすめする長崎で楽しむべきスポットとは?

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稲佐山から臨む長崎の町

三菱重工長崎造船所がある長崎は正直、今面白い。九州では福岡が元気で、中心部である天神地区では大規模な再開発が行われている。しかし、長崎も負けてはいない。2022年9月には長崎新幹線が開通し、駅周辺の様子は一変。新たな商業施設ほか、ヒルトンやマリオットなど外資系ホテルもオープンし、インバウンド客でにぎわっている。
市街では、ジャパネットグループが運営する「長崎スタジアムシティ」が完成し、サッカースタジアムを中心にアリーナ、オフィス、商業施設、ホテルなど長崎の新たな名所となりつつある。

長崎の代表的な繁華街には、思案橋通り、浜町アーケード、丸山などがある。思案橋は、長崎随一の繁華街で、和洋中の料理店、居酒屋など200店以上のさまざまな飲食店が並ぶ。路地に入り込んでいくと、まるで東京の新宿ゴールデン街のように小さなバーがたくさんある場所があり、酔客が集うラーメン店も深夜まで開いている。お酒好きにはたまらないディープな夜を過ごせる街だ。浜町アーケードは、「浜んまち商店街」の愛称で親しまれており、長いアーケードを歩きながら、ショッピングやグルメ、長崎土産などを楽しむことができる。また、丸山は「江戸の吉原」「京の島原」と並ぶ三大花街といわれた花街で、幕末には坂本龍馬をはじめとする志士達も足を運んだという。
長崎の街は、街のシンボルである稲佐山など、周囲を山に囲まれたすり鉢状の地形の中に街があり、山のすそ野から上へと住宅地が広がっていく。眺望のよい場所には高級マンションが建っており、どんな人が住んでいるのか想像したくなる。坂の多い街であり、タクシーに乗っていると坂を上る苦労話を聞く機会も多い。

そんな長崎市の有名人と言えば、福山雅治とさだまさしだ。長崎の人は、この2人がこんなに好きなのかというくらい、2人の自慢話をしてくる。とくにタクシーに乗っていたり、お酒を飲んでいたりするときに、運転手さんや店員さんがふと話題を向けてくることが多い。福山雅治のファンの間では、彼の長崎での足跡を巡るツアーがあるという。また、2024年10月~12月まで、TBS系「日曜劇場」で軍艦島を舞台としたドラマ『海に眠るダイヤモンド』が放映された。その影響なのか、軍艦島ツアーも連日にぎわっている。
とにかく今長崎の街は元気だ。しかも、福岡ほど混雑していないので、ゆっくりと確実に長崎の名所や食を楽しむことができる。出張に行ったら、ぜひ夜の街を楽しんでほしい。一度行けば、もう一度行きたくなる。そんな街だ。では、これから三菱重工の方々に聞いた、行くべき場所やお店を紹介していこう。

●稲佐山

いわずと知れた長崎のシンボル。展望台や野外音楽堂をはじめ、ロープウェイやスロープカーもあり、市民のいこいの場所だ。夏にはイベントやコンサートが行われる。稲佐山の標高は333メートルで、東京タワーと同じだといわれる。確かに展望台からは長崎の街を一望でき、軍艦島も遠くに見ることができる。利用は無料。ただ、アクセスにはバスを利用したあとに、ロープウェイやスロープカーを使うのが一般的。タクシーで上がっていくと坂が急こう配であることに驚く。徒歩で登るのは、やはりよほどの体力自慢でないと無理だろう。平戸さんは「展望台から見る夜景がきれいですよ。近くのふくの湯温泉とセットで楽しめます」とオススメする。

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●軍艦島(端島)

(左)軍艦島の上陸前の高島で降り、模型を使った事前説明が行われる。(右)軍艦島フェリーの停泊場。ここから軍艦島へ。
(左)採炭関連施設にある二竪坑坑口桟橋跡。(右)30号棟アパート。1916年に建設され、日本最古の7階建て鉄筋コンクリート造の高層アパートといわれる。

正式名は端島。ぜひ行ってみてほしい。ただし、ツアーに参加したからといって確実に上陸ができるわけではない。天候が悪いときや、晴れていても波が荒いときは上陸ができない場合がある。上陸ができない場合は、ツアー後に軍艦島デジタルミュージアム※へ案内される。ちなみに筆者は2度上陸できず、3度目の正直でやっと願いが叶った。取材時のツアーガイドさんは高島出身の方だったので、その説明から在りし日の島の姿を想像することができた。軍艦島近くで船が左右に大きく揺れたときには焦ったが、幸いにも上陸。テレビドラマを観ていたこともあり、感動して涙が出るほどだった。きれいに写真を撮りたければ午後のツアーがオススメ。ツアー会社は5社程度あり、料金は3,000円~4,000円台となっている。

※軍艦島デジタルミュージアム



●みやま食堂

「若鶏から揚げ定食」(750円、大盛800円)

勝田さん、杜さんがオススメするのは三菱重工長崎造船所の敷地の側にある定食店。お酒を飲みながら単品のおかずを楽しむこともできる。取材で訪れた正午ごろには店内は青い作業ユニフォームを着た三菱重工の従業員達で満員だった。まるで三菱重工の第二社員食堂といったおもむきだ。いち押しの定食は「若鶏から揚げ定食」(750円、大盛800円)。ちゃんぽん(700円、同800円)もおいしい。同店は創業65年と長く、「重工の方にはいつもお世話になっている」とのこと。驚くことに営業時間は平日は7:00~19:00、土曜祝日は8:00~15:00。朝食(680円)もあり、通し営業であることもうれしい。

長崎市飽の浦町1-73

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●いけ洲居酒屋 むつ五郎

長崎名物の「ハトシ」(750円)

老舗居酒屋店で長崎の地魚の活き造りや、名物いかの活き造りをリーズナブルな値段で楽しむことができる名店。市民の慶事・法事にも利用される。卓袱料理として長崎名物の「ハトシ」(750円)もある。ハトシは海老のすり身を食パンで挟み、油で揚げたもの。ぜひ一度は食べてほしい。ランチの利用も可能だが、やはり会社仲間とゆっくり利用できる夜がオススメ。おまかせ刺盛1人前(1,300円)、活きささいか(小)一匹(1,800円~)。活き造りが残ってしまっても、てんぷらにしてくれる。昼は11:30~13:45(L.O.)夜は17:30~21:00(L.O.)。

長崎市八幡町9-8

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●SOMME PATI(ソムパテ)

(左)階段を上った先に素敵な空間が広がる。

池村さんがオススメする思案橋にある小さなバー。スイーツも楽しむことができる。お問い合わせ先は非公開で、予約も不可。店主1人で運営している。路地に入り、飲食店が並ぶビルの狭い急な階段を上がってドアを開けると、まるで隠れ家のような趣味のよい部屋が現れる。さすが三菱重工の方がおすすめするお店!と、初めて訪問した瞬間から魅了された。グラスワイン(800円~)、クリームブリュレ(850円)、キャラメルアイスとオレンジのクレープ(950円)など。営業時間は19:30 ~1:30、定休日は月曜日。

長崎市浜町11-2 2F

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●松翁軒「チョコラーテ」唐草「長崎物語」

松翁軒の「チョコラーテ」(左)と唐草の「長崎物語」

お土産は、菓舗 唐草が提供する、バームクーヘンにクリームを詰め込んだ「長崎物語」(2本入り324円、6本入り1,020円)がいい。また、カステラの老舗の名店である松翁軒のカステラとチョコレートの風味が合わさったオリジナルの「チョコラーテ」(5切れ648円)もおすすめだ。

菓舗 唐草
松翁軒

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杜 雨橋
UKYO MORI
エナジードメイン
スチームパワー事業部
営業部 海外営業3グループ

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疋田 智彦
TOMOHIKO HIKITA
三菱重工航空エンジン
長崎製造部 長崎製造課 工場管理係

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平戸 拓磨
TAKUMA HIRATO
総合研究所
ターボ機械第一研究室

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松本 和寛
KAZUHIRO MATSUMOTO
三菱造船
調達部長崎調達グループ

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勝田 麻衣
MAI KATSUDA
三菱重工マリンマシナリ
舶用機械事業部
エネルギー環境機器営業課
アフターサービス第1チーム

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木村 太基
DAIKI KIMURA
艦船技術部

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池村 祐紀
YUKI IKEMURA
総合研究所
化学研究部 化学第一研究室

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