拠点訪問

2025.07.24

明治安田

宮城県・仙台市

全国トップクラス規模の明治安田仙台支社
新支社長が目指すのは「いちばんやさしい支社」

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仙台は東京から東北新幹線で90分。往来には非常に便利で、仙台の街の店舗や商業施設は東京とほとんど変わらない。
九州地方の福岡、中国地方の広島、北海道の札幌と並び、東北地方の中核都市の仙台は、宮城県の県庁所在地であり、県の人口の半分近くが住む最大都市だ。人口は100万人超、東北地方唯一の政令都市である。秋田県、山形県、岩手県、青森県、福島県などから多くの人が訪れるとともに、東北地方出身の若者にとって、一度は住みたいと憧れる都市でもある。
訪れたのは5月。仙台は「杜の都」といわれるように、ケヤキやイチョウなどの街路樹が整備され、とてもきれいな街という印象だ。とくに中心部の青葉通や定禅寺通を歩くとその思いを強くする。

それは戦後の都市開発に端を発する。1945年の第二次世界大戦末期、仙台市街は空襲を受け、市内中心部は廃墟と化した。瑞鳳殿や仙台城大手門、「杜の都」のいわれとなった江戸時代から続く屋敷林も焼失した。戦後、軍事施設の跡地はおもに公園になり、東二番丁通、広瀬通、青葉通、定禅寺通など幅の広い道路を縦横に通し、都市としての基盤が整えられた。これらの大通りには、「杜の都」の復興を願って多数の樹木が植えられ、「新しい杜の都」の象徴となる並木道へとなっていく。

他方、仙台のおもな産業は東北全体を商圏とする卸売業で、仙台都市圏を中心に小売業やサービス業も盛んだ。また、仙台は大企業の支店や東北各県の拠点地としての色彩も強く、「支店経済都市」といわれることもある。三菱グループでも今回取り上げる明治安田生命をはじめ、MUFGほか、キリンビールの仙台工場などの拠点がある。
さらに、東北に拠点を置く初のプロ野球チームである東北楽天ゴールデンイーグルスが誕生したことで、東北地方全体からの集客力が高まり街の活性化につながっている。とくに渡米前の田中 将大投手が活躍した2013年、東北楽天ゴールデンイーグルスが巨人を下し、初の日本一となったときには、東北楽天ゴールデンイーグルスが地元の球団であること、引いては東北を代表するチームであることを多くの人々に印象づけた。 仙台市は日本を代表する大都市のひとつであり、商業が盛んな街だ。今回はそんな地域で働く、明治安田仙台支社の皆さんを紹介しよう。

総勢650人が働く仙台支社長のモットーは
ES(従業員満足度)なくしてCS(顧客満足度)なし

明治安田仙台支社を率いるのは2025年4月に仙台支社長に着任したばかりの小針 宏之さん。1998年に入社後、本社勤務や新宿、品川、福岡などで拠点長(営業所長や営業部長)を3回経験した。仙台支社では過去、業務教育部長を歴任している。直近では東京・町田で初の支社長職を経て、今回2度目の仙台赴任となる。
仙台支社は、一般職員110名、営業職員540名の計650名が働いている。福岡、広島、札幌と並ぶ全国でもトップクラスの大規模支社だ。
「仙台は10年ぶりになります。当社で働く営業職員のことをMYリンクコーディネーター、通称LCと呼びますが、LCのなかにはベテランをはじめ、知っている方が多い一方で、この10年間に入社された方とは初顔合わせとなり、うれしい気持ちと新鮮な気持ちでワクワクしています」

小針さんがどの職場でも大事にしているのは従業員の満足度。赴任直後から従業員全員と面談をして、現状課題や職場環境について耳を傾けてきた。
「私は、どの職場でも常に、ES(従業員満足度)なくしてCS(顧客満足度)なし、と考えてきました。その意味で、支社長として従業員にいちばんやさしい仙台支社にしていきたいと思っています。信頼性を欠いたマネジメントではなく、性善説に基づき真のやさしさをもって向き合うこと。やさしさは強さであると信じており、それが私の会社人生での一貫した姿勢でもあります」
再赴任して行ってみたいスポットは金運の御利益があるといわれる石巻市の金華山神社。あるいは、著名な観光スポットである松島も再訪してみたいという。

針生 真衣子さんは2003年入社。副部長として総務部長の補佐や内部管理、事務職員の教育・育成、地域貢献・社会貢献などへの取り組みの管理を行っている。
「教育・育成では県内にある17拠点で働く40名ほどの事務職員に新たな事務の改訂や本社からのミッションの進捗管理を行う一方、内部管理面では各拠点が正しい仕事ができているかの点検や指導をしています。そうした役割ゆえに職務と人柄がイコールにならないよう、そこはあえて気を付けています」
事務仕事も昔のように単純な仕事ではなくなっている。役割が変わってきており、今はLCとともにお客さまのところへ出向き、死亡保険金の給付のお手続きなどの保全活動などを担う。

「営業の方達は営業のプロですが、事務のプロである事務職員も一緒に同行することで、さまざまな手続きがスムーズに行えるようにサポートするようにしています」
他方、仕事のやり甲斐はどんなときに感じるのだろうか。
「やはりお客さまから感謝されたときですね。年齢を重ねるにつれて、私自身のことというよりも、従業員の皆さんの活躍や頑張りがお客さまに評価いただけると何よりもうれしいです」

目標に向かって一致団結して取り組んでいる
感覚があるときはやり甲斐を感じます

仙台支社の大江 昇平さんは入社7年目。今年で2年目となる石巻営業所長として、営業所のマネジメント業務を中心に陣容拡大やマーケット拡大、地域活性化などに携わる。
「職員の採用からお客さまの増大、そのほか勤務管理やお客さま対応などさまざまな仕事を行っています。仕事は大変ですが、いろいろな方が支えてくださっているので、楽しく仕事をさせていただいています」
石巻営業所の陣容は所長以下、営業職員40名、事務職員3名、スタッフ2名がいる。
「私以外は全員女性で、発言やふるまい、身だしなみなどに気を配り、丁寧に仕事をするようにしています。年上の方と対応することも多く、発言が軽くならないように気をつけています」

大江さんは営業所長であるため、お客さま対応においてさまざまなケースに遭遇するため、対応力が問われる。その一方、仕事でやり甲斐を感じるのはどんなときだろう。
「目標に向けてみんなで一致団結して取り組んでいる感覚があるときはとてもやり甲斐を感じます。LCさんのやる気を高めるために、差し入れや声かけなど、感謝の気持ちを行動で示すようにしています。私の職場での使命は、仲間達を幸せにすること。これからも職場環境を向上させるよう努めていきたいです。全国ナンバーワンの支社になれるよう、貢献していきたいと思っています」

木下 学さんは1999年入社。会社の2大プロジェクトである「みんなの健活プロジェクト」と「地元の元気プロジェクト」のために、自治体やJリーグ、地域団体などと連携し、健康づくりや地域活性化につながるイベントの企画・運営を担当している。
「今私がやっている仕事が本格的に始まったのは5~6年前。明治安田のブランド価値の向上に加え、LC・MYRAの皆さんがお客さまとのコミュニケーションや接点を増やしていくことが目的となっています。保険そのものからは離れて、保険の一歩手前の仕事として信頼関係の土壌を築いていくことが役割だといえます」
仙台支社は2年目。地域活性化に向けて、さらに地元を盛り上げていきたいという。
「明治安田レディスゴルフトーナメントが2025年7月に仙台で開催されます。この取り組みを通じて、当社のブランド価値をもっと向上させていきたいです」
※2025年5月に取材した内容です。明治安田レディスは7/18~20に開催されました。

生保業務に不可欠な力とは
しっかりと耳を傾ける聞く力

内山 大さんは1996年入社。これまで転勤は本社を含め10カ所以上、南は宮崎から、北は仙台までさまざまな場所で勤務してきた。仙台支社は2年目。もともと九州出身ということもあり、仙台のことはよく知らず東北新幹線に乗るのもほぼ初体験。訪れてみて「こんなに大きな街だと知って、びっくりしました」。
現在は営業所の支援業務や教育訓練など、育成関係業務の計画および実施を担当する統括責任者を務めている。
「、社内外で多くの方とお会いしますが、しっかりと相手の話に耳を傾けることを心がけています。昔は体育会のようなトップダウンの世界でしたが、今はそうではありません。傾聴して、しっかり寄り添うことが大事になっています」
ベテランの内山さんが考える、生命保険業務に不可欠な能力とは何だろうか。
「やはり聞く力ということになるのでしょうか。私も営業現場が長いのですが、お客さま対応を通じて自分自身の視野が広がったり、いろいろな考え方と触れ合ったりすることで自分が磨かれるようになったと考えています。お客さまのニーズを引き出すことも、結局は聞く力につながっていくと思っています」

会社では当然ながら毎年人事異動がある。
「年度初めは、若い社員が多くなり、成長した職員が”卒業”していく時期でもあります。新人教育をする一方で、一人前になった部下は2~3年で巣立っていきます。私の仕事は基本的には営業所長のあと押しをする職務です。しっかり黒子に徹して、運営が問題なく流れていくことが何よりうれしいですね」

小川 浩輝さんは入社2年目。実家は関東だが、大学が仙台だったこともあり、仙台に配属されてとても過ごしやすいという。
現在は会議資料の作成やイベントなどの準備や運営、あるいは本社からの物資や情報を営業所へ発信していくことがおもな仕事だ。
「コロナ禍のときに大学生となり、2年生まで大学にはほとんど行けませんでした。3年生から週1~2回行けるようになった感じです。その間はほとんど人と話さず、コロナ禍が開けたときには、人と話すことがこんなに楽しいのかと思うほどでした。会社に入った当初は緊張していましたが、生命保険はかたちのない商品を扱っていることもあり、話すことやコミュニケーションの力がとても大切だと考えるようになりました」
小川さんは今後営業研修を受け、2025年後半からは別の部署に配属される予定だという。
「これまで内山部長をはじめ、多くの方からご指導をいただきました。当社に入社したのは、人に寄り添い、人を笑顔にできる会社だからです。これから一人立ちしていくなかで、病気や不幸などに遭遇された方達を生命保険の力を通じて支えていきたいと考えています」。

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小針 宏之
HIROYUKI KOBARI
仙台支社長

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針生 真衣子
MAIKO HARYU
仙台支社

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大江 昇平
SHOHEI OHE
仙台支社 石巻営業所

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木下 学
MANABU KINOSHITA
仙台支社

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内山 大
MASARU UCHIYAMA
仙台支社

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小川 浩輝
HIROKI OGAWA
仙台支社

明治安田レディスゴルフトーナメントが開催

左から鶴岡果恋、勝みなみ、天本ハルカ、小倉彩愛。

明治安田レディスゴルフトーナメントが 2025 年 7 月 18 日~20 日、宮城県の仙台クラシックゴルフ倶楽部で開催された。賞金総額は 1 億円、優勝賞金 1,800 万円。出場人数は120 名で決勝進出順位は R2 終了時で 60 位タイまで。同大会には明治安田所属のプロゴルファー勝 みなみ、天本 ハルカ、鶴岡 果恋、小倉 彩愛も出場した。

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