ライフスタイル企画

2025.01.23

料理企画 定番食材をひとひねり!

とろっと煮込み以外で!
大量消費したくなる「かぶ」レシピ

1月の食材:かぶ

かぶは寒い時期により甘くおいしさが増す、冬を代表する野菜のひとつ。実にはビタミンC、カリウム、食物繊維などを含んでいますが、葉にはβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、カルシウム、鉄などを含み栄養価が実より高いので、ぜひ葉も捨てずに活用したいもの。とろっとほぐれるような食感の煮込み料理は冬の定番ですが、今回はあえてそれ以外の楽しみ方をご紹介します。

かぶは実にハリがあって傷がないもの、ひげ根がないもの、葉の緑が鮮やかでみずみずしいものを選んで。葉をつけたまま保存するとみずみずしさがどんどん失われてしまうので、すぐに使わない場合は、実と葉を切り離して保存するのもポイントです。

レシピ内でも活用していますが、栄養成分を含んだ皮と葉も捨てずにぜひ使ってみて。塩もみして、しょうゆと酢を少量加えたり、塩昆布を加えたりして、即席のお漬物にするのもお手軽です。

<アレンジ例>

<Recipe1>
かぶとりんごの異食感ハーモニーと紅白の彩りが決め手!

かぶとりんごのヨーグルトサラダ

このレシピのPoint!

☑ かぶに火を通さず生のまま、薄切りでしゃきしゃき食感が楽しめるサラダに。
☑ りんごの爽やかな甘み、さらにヨーグルトとマヨネーズのまろやかさが加わり、箸休めにもピッタリの一品に。
☑ マヨネーズにプレーンヨーグルト、レモン汁を組み合わせて、飽きのこないバランスのいい味わいに。


【分量】2人分
りんご…1/3個
かぶ…1個
塩…少々
プレーンヨーグルト…大さじ1
マヨネーズ…大さじ1
レモン汁…小さじ1
ピンクペッパー(黒こしょうでも代用可)…少々

つくり方

① かぶは皮をむき、縦半分に切ったあと、1~2mmの薄切りに。ざるに入れ、塩をまぶして10分ほどおき、しんなりさせる。

② りんごは皮を塩(分量外)でもみ洗いしたあと、1/3分を切り分け、芯を取り除き、皮つきのまま2~3mmの薄切りに。

③ 水気を手でしぼった①、さらに②をボウルに入れ、ヨーグルトとマヨネーズを加えてざっくり混ぜ、味を調える。皿に盛り、ピンクペッパーを砕きながらちらす。

<Recipe2>
牡蠣×オイスターソースのコクが加わりとにかく旨い!

かぶのステーキ 牡蠣&かぶの葉添え

このレシピのPoint!

☑ 火が通りやすいかぶなら、時短でパパっとほくほくの仕上がりに。
☑ 牡蠣のうま味に、酒、しょうゆ、みりん、オイスターソースが加えり、かぶが主役級のおかずに。
☑ 栄養価の高いかぶの葉も一緒に炒めてしっかり活用。


【分量】2人分
かぶ…2個
かぶの葉…1個分
牡蠣(加熱用)…10個
ごま油(サラダ油、米油でも代用可)…大さじ1/2
酒…大さじ1
しょうゆ…小さじ1
みりん…小さじ1
オイスターソース…小さじ1

つくり方

① かぶは根元を切り落とし、皮をむいて、約7~8mm幅の輪切りに。かぶの葉は長さ4~5cmに切る。

② 牡蠣は塩水をはったボウルに入れて、水をかき回すようにして洗う。ざるにあげ、よく水気をきっておく。

③ フライパンを中火にかけごま油を熱し、①の輪切りのかぶ、葉、牡蠣を入れる。ひっくり返しながら火を通していき、全体に油が回ったら、酒、しょうゆ、みりんを加えてひと回しし、ふたをして弱火にして2分蒸し焼きにする。ふたをとり、水分をとばしながら火を通し、表面が香ばしくなってきたら、オイスターソースを加えて全体に絡めて仕上げる。

<Recipe3>
かぶならより雑味なくやさしい味わいに

かぶの七福炒めなます

このレシピのPoint!

☑ 一般的には大根をベースで作るなますを、大根の代わりにかぶでアレンジ。かぶ、にんじん、油揚げ、しらたき、干ししいたけ、銀杏、ゆずの7つの食材を使い、七福神になぞらえた「七福なます」に。
☑ 大根のように特有のにおいや辛みがないので、数日食べ続ける常備菜ならかぶを使う方がむしろおいしい!
☑ かぶの実の部分だけでなく、かぶの皮も細かく刻んで捨てずに活用。


【分量】4人分
かぶ…3個
にんじん…1/2本
塩…小さじ1/2
油揚げ…1枚
しらたき…1/2玉
干ししいたけ…3枚
銀杏…15~20個

<A>
干ししいたけの戻し汁…100ml
砂糖(あれば、きび砂糖、甜菜糖など)…大さじ1
しょうゆ…大さじ1/2
塩…小さじ1/3

しょうが…1片
ゆずの皮…1/3個分
白ごま…大さじ3
砂糖…大さじ2
酢…大さじ3
塩…小さじ1

つくり方

① かぶは皮をむき、縦半分に切ってから千切りに。皮部分も細かく刻む。にんじんも皮をむき、千切りに。ざるに入れて塩を全体にまぶし、10分ほどおきしんなりさせる。水気は手でよくしぼっておく。

② 油揚げは熱湯で油きりをして、横半分に切ってから約3mm幅に切る。しらたきは軽くゆでてあくを抜く。冷めたら適当に切る。干ししいたけはぬるま湯で戻し、軸を切り落としてから約3mm幅に切る(戻し汁はとっておく)。銀杏は炒って実を取り出しておく。

③ フライパンか鍋にかぶ、にんじん、油揚げ、しらたき、干ししいたけ、銀杏を入れ、(A)を加えて、具材に煮汁がしみこんで味がなじむまで煮る。

④ しょうがは千切りに。ゆずの皮はそぐように切り、千切りに。

⑤ ③が冷めたら、④と白ごま、砂糖、酢、塩を加えてざっくり混ぜ、味を調える。

※大さじは15ml、小さじは5mlです。「少々」は親指と人さし指でつまんだ約小さじ1/8分、ひとつまみは約小さじ1/5の量です。

※火加減や加熱時間は環境によって異なるので、様子を見ながら調整してください。

※野菜を洗う、皮をむくなどの下準備は一部省略しています。

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