みにきて! みつびし

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深海から宇宙へ旅する9分間 迫力の映像といのちの尊さに感動!

三菱未来館「JOURNEY TO LIFE」

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2025年4月13日、ついに大阪・関西万博開幕です! 三菱グループが出展する「三菱未来館」では、「いのちを巡る壮大な旅」をテーマに、太古の深海から未来の火星まで時間にしておよそ40億年以上、距離にして約7,500万kmを旅する物語をシアター上映します。

当サイトではパビリオン完成までの道のりや、少しずつ明らかにされたたくさんの見どころを随時ご紹介してきました。それをもとに、三菱未来館を訪問するにあたってぜひとも抑えておきたいポイントを3つご紹介しましょう!

・生命の起源と未来をたどる壮大な物語「JOURNEY TO LIFE」を体験できる!

・その物語は空想のものではなく、最新の科学に基づいた設定とこだわりの描写がある!

・特徴的な建物、大迫力のシアター、豪華な制作陣など、壮大な旅を盛り上げる、見逃せない要素がいっぱい!

…これはワクワクが抑えきれませんね。これらのポイントをすべてチェックすべく、さっそく旅に出発しましょう!

こんな建物見たことない! 地上に浮かぶ船のようなパビリオン

三菱未来館があるのは、Osaka Metro中央線「夢洲駅」からつながる万博会場東ゲート目の前の「東ゲートゾーン」です。入場すると、間もなく左手にその外観が見えてきます。おお、写真で見たあの姿だ…とさっそく気分が盛り上がります。

建物としての三菱未来館は非常に特徴的で、圧倒的な存在感があります。というのも、建物全体がまるで地上から浮いているように見えるのです。あれ? 柱は? こんな建物見たことない!とまず仰天してしまいます。

菱をかたどった外観の先端部から見ると、まるでこれから空に飛び立とうとしているよう。

そんな外観を眺めつつ、さあ中へ!と近づくと、不思議なことに動線は建物の下へ。こんなところに入り口が? と思いながら見回せば、なんとそこは広大な地下空間。宙に浮く建物の下に入ったような気分です。しかもちょっと涼しく感じます。

この地下空間は、チェックイン前の入場者の待機スペースであると同時に、暑い日差しや突然の大雨からの避難場所として、来場者以外の方も自由に過ごしてもらえればと作られた場所なのです。こんな近未来的でわくわくする場所にいたら、入場を待つ間も会話が弾みそう。

建物内には地下空間中央にある階段を上って※入る…というより“乗り込み”ます。この感じ、SF映画で見た、浮遊する宇宙船に乗り込むシーンを彷彿とさせるんです! これから旅が始まるんだ…と期待感に胸を膨らませて館内に入り、「プレショー」と呼ばれるエリアへ。さあいよいよ、冒険へと出発です!
※車いす利用の方には別途入場口が用意されています。

待機場所となる、建物の下に潜り込むような地下空間。日差しを避け、涼しい風が通り抜ける。
地下空間から建物内へと「乗り込む」階段。ここからいよいよ、「いのちを巡る壮大な旅」へと飛び立つ。

ナナ・ビビと巡る、最新の科学に基づくリアリティある物語

鏡張りのプレショーエリアに入ると、やがてアテンダントの説明に続き、鏡が大きなスクリーンへと変わりました。登場したのは、くりくりの大きな瞳が可愛らしい、三菱未来館のオリジナルキャラクター・ナナとビビ。これから私たちが体験する旅の説明をしてくれていますが、この声、どこかで聞きおぼえが…?

そう、白と薄紫の「ナナ」は早見沙織さん(『SPY×FAMILY』ヨル・フォージャー役他)、白と黄色のボディの「ビビ」を演じるのは花江夏樹さん(『鬼滅の刃』竈門炭治郎役他)です。また、本編では火星探査隊員として沢城みゆきさん(『ルパン三世』(三代目)峰不二子役他)も登場し、豪華声優陣が物語を彩ります!





宇宙船のような建物に入り、近未来を感じさせる内部を歩き、ふわふわ浮かぶナナとビビの声を聞いていると、ファンタジーなテーマパークのアトラクションに来たようですが、三菱未来館はそうではありません。冒頭の注目ポイントでもご紹介したとおり、これから目にする物語は決して想像によるものではなく、最新の科学に基づいて考証されているのです。

「JOURNEY TO LIFE」は東京科学大学 地球生命研究所所長、関根康人先生の監修を受けて制作されました。関根先生は生命の起源や、宇宙での生命に関する研究の第一人者です。

そんな関根先生が、シナリオの正確性だけでなく、映像として描かれる火星などの描写のリアルさにもこだわりを詰め込んだといいますから、コアなSF好きから天体好きまで、説得力のある映像と物語にくぎ付けになりそうです。





太古の深海から未来の宇宙へと、いのちが広がり、進出していく姿を探る旅……ということは、旅の終着点は宇宙の果てになるのでしょうか?

気になる物語の行方は「JOURNEY TO LIFE」を見て確かめましょう。いよいよ着席です!

約9分間で深海から宇宙まで垂直移動、いのちを巡る大冒険へ!

「JOURNEY TO LIFE」が上映される「メインショー」エリアに入ると、まず圧倒されるのが前方のスクリーンです。ただ大きいというだけでなく、湾曲して床から天井の一部にまで伸びていて、着席するとスクリーンに覆われているような感覚になります。こんな画面で映像を体験するのはもちろん初めてのこと。「没入型の大型映像コンテンツ」と発表されていますが、はたしてどんな風に味わえるのか、照明が落とされるとドキドキと期待感もMAXです。





そしてついに、いのちを巡る壮大な旅、「JOURNEY TO LIFE」が始まります!





物語は、「なぜ地球は、いのちの溢れた星になったのだろう?」という疑問からスタートし、ナナ・ビビが操縦するバーティカルシャトル「JOUNEY TO LIFE」号で、まず生命が誕生した古代の深海に向かいます。そして海から陸上へ上がって広がっていく生命の繋がりを目撃し、さらに生命の未来を見つめるために宇宙に飛び出し、地球の兄弟星・火星へと向かいます。バーティカル=垂直に約7,500万㎞にもおよぶ壮大な旅です。

未来の火星に到着したナナとビビは、荒涼とした景色の中を飛び回り、最後はある美しい場所に辿り着きます。そこでの出会いがもたらす大発見とは…?

約9分間の旅が終わり、室内に明かりが戻ると、ほうっと深い息が出ました。いのちって尊い…!

深海や宇宙といった場所が、科学的事実に基づいて描写されているため、古代生物はこんな姿だったんだ、火星ってこんな景色なんだ、こんなことが起こる場所なんだ、ということが、シーンごとに感じられる楽しさがありました。お子さんから大人まで、必ずや未知の体験ができると思います!

そして忘れてはいけないのが音楽です。映像と一体となって物語を時に楽しく、時にスリリングに盛り上げてくれる楽曲や、イギリスのボーイ・ソプラノユニット「LIBERA」が歌うテーマソングの美しいこと! 「JOURNEY TO LIFE」の感動は、音楽抜きには語れません。迫力かつ繊細な旋律にも、ぜひ耳を傾けてくださいね。

壮大な旅の終わりに見つける大切なもの

ナナ・ビビとの忘れがたい旅を終えて建物の外に出ると、青い空が広がっていました。この空の向こうにある火星に先ほどまでいたような、不思議な感覚を覚えます。

地球にいのちが誕生した奇跡や、新世界を求めてそこから飛び出したいのち、これからのいのちの未来。物語を振り返ると、いろんな思いが頭を巡ります。科学の力でここまで解き明かしてきた、そしてさらに解き明かそうとしている人間の努力と英知にも敬服します。

いのちってすごい。地球って美しい。言葉にするとありきたりに聞こえますが、「JOURNEY TO LIFE」を体験すればきっとそういう言葉が出てくるはずです。ぜひとも三菱未来館でこの感動を味わってください。地球という奇跡の星が生み出してくれた、家族やペットや大切な存在を、そのいのちの愛おしさにぎゅっと抱きしめたくなる、きっとそんな旅になることでしょう。

最後に、「JOURNEY TO LIFE」を何度も訪れたくなる楽しみ方をお伝えしましょう。それは「自分にとっての最高の座席探し」です。「メインショー」は座る席によって感じ方がまったく違うのが大きな特徴です。大スクリーンを見上げ、映像の中に入ってしまうような没入感を楽しみたい方は前方座席、スクリーン全体を見渡しつつ、6.1chサラウンドの音楽に包まれる体験をしたい方は後方座席がおすすめです! ぜひ何度も訪問して、お気に入りの場所を見つけてみてくださいね。

大阪・関西万博ではインターネット上での「バーチャル万博」も開催され、三菱未来館のバーチャルパビリオンでも「いのちの始まり、いのちの未来。」をテーマに、壮大なバーチャルアドベンチャーが体験できます。アバターを操作してコンパクトシャトルで気軽に「いのちをめぐる旅」に参加できますので、こちらもぜひご参加ください!

※2025年4月11日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。

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