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大阪・関西万博での安全・安心に向き合う、三菱グループの取り組み

-消防訓練実施/会場内救急車両の寄贈-

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三菱未来館を運営する三菱大阪・関西万博総合委員会では、パビリオンおよび万博来場者の皆さまに安心・安全に楽しんでいただくためのさまざまな取り組みを行っています。今回はそのいくつかをご紹介します。

大阪・関西万博の合同消防訓練に参加

テント内に火事の煙を再現した煙中体験ブースでの避難訓練の模様。

3月10日、大阪夢洲の大阪・関西万博会場内、三菱未来館周辺で、2025年日本国際博覧会協会危機管理局と大阪市消防局が主催する合同消防訓練が行われ、三菱未来館をはじめとする企業や自治体など大阪・関西万博に出展するパビリオンの運営担当者らが参加しました。

訓練では消火器・屋外消火栓の使い方や、火災現場からの避難、万博会場における緊急時の通報の実地体験などが行われました。このうち避難訓練では、参加者は煙テントやVR(仮想現実)ヘッドセットを使って煙が立ち込める状況を疑似体験し、視界が遮られる中での冷静な判断の重要性や、非常口の事前確認の大切さを学びました。また、起震車を使った地震体験も実施されました。

三菱未来館・小美野一館長のコメント
「三菱未来館では、万博会場における安全・安心な環境づくりを最優先事項のひとつと考えています。今回の消防訓練を通じて、実際の緊急時にどのように行動すべきかを学ぶ貴重な機会となりました。来場者の皆様に安心してご来館いただけるよう、引き続き関係機関と連携しながら、安全対策に努めてまいります」

三菱未来館前に集合し、訓練について説明を受ける参加者。
訓練用消火器を使った消火訓練。初期消火活動においては消火器による消火が基本。
訓練が行われた3月10日は東日本大震災が起きた日付の前日。地震の恐ろしさを起震車で再認識した。

三菱自動車、会場内救急車両として軽EV2台を寄贈

三菱自動車工業(株) 総務・サステナビリティ本部本部長補佐 古野穣さん(左から3番目)、三菱未来館館長 小美野一さん(右から3番目)と博覧会協会救急対応の皆さん

万博会場内での救急搬送車両として、三菱自動車工業が同社の電気自動車「ミニキャブEV」2台を2025年日本国際博覧会協会に寄贈しました。

「ミニキャブEV」は国内メーカー初の軽商用電気自動車(EV)で、走行中に二酸化炭素を排出せず、ガソリン車と比べて発進時や走行・停止中の音が静かで、振動が少ないといったメリットがあります。

三菱自動車は2011年の東日本大震災での車両派遣をきっかけに、被災地支援やコロナワクチン搬送などを目的に「eKクロス EV」や「アウトランダーPHEV」などEVを中心とした車両の寄贈や貸与を行ってきた歴史があり、今回の寄贈もその流れをくむものです。

万博閉幕後、車両は大阪府内の二つの消防本部へ譲渡される予定です。

海外からの来場者にもわかりやすいよう、車体には救急医療の世界的シンボル「スターオブライフ」をデザイン。
救急車両の内部。走行・停止中の静かさや揺れの静かさといったミニキャブEVの特徴が搬送に活かされる。

※2025年3月24日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。