MUFGと共に歩んできた道のり
2009年にMUFGセキュリティーズEMEAにアナリストとして入社しました。現在は銀行・証券部門を横断して信用リスク管理に携わっています。最近発表されたように、当現地法人は正式にMUFG銀行の傘下に入ることになりました。17世紀に起源を遡るMUFGは14万人以上の従業員を擁し、商業銀行、信託銀行、証券、クレジットカード、消費者金融、資産管理、リースをはじめとする業務を展開する世界最大級の金融グループです。MUFGセキュリティーズEMEAは英国のロンドンに本社を構え、27を超える同地域の拠点を通して、日本を含む世界各地の企業や金融機関に金融ソリューションを提供しています。
私はMUFGで、社内異動の機会を捉えては数えきれないほど部署を異動したり、公認金融アナリスト(CFA)の資格試験を受けたりと、有意義な15年間を過ごしてきました。また、2000年以降は、EMEAの同僚と共に気候変動に伴うリスクの管理方法や、MUFGによる将来の確実なネットゼロ目標達成に向けたアプローチの開発・推進に取り組んでいます。複数の管轄にまたがる規制当局への対応など日々新しい挑戦の連続ですが、社内の後輩を指導し、可能性を引き出し、新たな挑戦に向けてサポートできることは大きな喜びです。

EMEAの本社
シティ・オブ・ロンドン
英国のMUFGは、シティ・オブ・ロンドンを拠点としています。2000年以上前にローマ人がテムズ川沿いに築いた居住地です。2024年時点でのロンドン市内の人口は推定970万人ですが、市内に通勤する多くの人々が暮らすグレーター・ロンドン全体では1500万人近くに上ります。私が住むエプソムは、M25モーターウェイ(グレーター・ロンドンの大半を囲む8車線の環状高速道路)の南部区間の内縁部に位置しています。競馬場とエプソムソルトが有名な街です。
ロンドンで好きなもののひとつが地下鉄です。1863年に開通した世界初の地下旅客鉄道で、現在では11路線、400kmに及ぶ線路が敷かれています。最初の列車はガス灯付きの木製車両による蒸気機関車でしたが、幸いにも1890年に電化されました。もしかしたら、サステナブルな交通機関の先駆けだったのかも知れませんね。


ロンドン地下鉄
常に前進あるのみ
週末は、多くの親と同様に、8歳の息子を追いかけて走り回り、さまざまな趣味に付き合って過ごしています。自身もトライアスロンやトレイルランニングにも参加し、できる限り距離を伸ばすことに挑戦しています。ただ、英国の水温は低いため、スイムセクションの水が少々冷たすぎることも。また、ロンドンには驚くほど多くの劇場が軒を連ねており、素晴らしいミュージカルが好みではありますが、12月はパントマイム(滑稽劇)のシーズンで、「いやいや違うよ」「何、これでいいのさ」という観客と舞台の掛け合いなど、その馬鹿馬鹿しさを満喫するのが毎年の恒例です。

アイアンマンレースに初出場
