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三菱重工East硬式野球部 三菱源流の地 高知・安芸で、初の野球教室開催

-子どもたちに野球の楽しさを伝えたい!-

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横浜市に本拠地を置く企業チーム「三菱重工East硬式野球部 (以下三菱重工East)」が2024年2月、チームとしては初めて高知県安芸市での春季キャンプを実施しました。期間中の2月23日には、安芸市内外の小学生を対象にした野球教室も開催しました。



三菱重工Eas野球教室


三菱重工の硬式野球部の歴史は古く、創部は1918年の三菱重工長崎、三菱重工神戸に遡ります。最盛期は広島、三原、名古屋、横浜を含め6チームありましたが、2021年にスポーツ活動を通じて「CSR/地域・社会貢献」「社員エーゲジメント」「企業ブランド」を向上する活動である「三菱重工スポーツチャレンジ」のスタートに伴い、横浜市と神戸市・高砂市をそれぞれ本拠地とする三菱重工Eastと三菱重工Westに統合・再編しました。Eastは2021年の日本選手権で準優勝、22年の日本選手権でベスト4、23年の都市対抗でベスト8、Westは22年の日本選手権でベスト8入りするなど全国有数の強豪チームです。

三菱源流の地である「安芸市」といえばプロ野球・阪神タイガースのキャンプ地(現在は秋季開催)としても知られる場所。安芸での初キャンプについて監督、選手に話を聞きました。

「タイガースが2023年の春季キャンプを沖縄に移した際、安芸でキャンプができないか模索しましたが、そのときはスケジュールの都合で実現できませんでした。昨夏安芸の現地視察をした際、来年はぜひここでキャンプをしたいと申し出たところ、(施設管理者の安芸市に)快くお受けいただき、ようやく実現しました。岩崎彌太郎誕生の地である三菱ゆかりの地で、シーズンのスタートとなるキャンプを実現できたことは大変うれしく思います。何不自由なくキャンプを行なえており、鰹など地元の名物が食べられることも楽しみの一つです(佐伯功 監督)」

「安芸市は気候、施設ともに最高です。雨が続いていますが、充実したキャンプを行なえています。自分は関西出身ですが、安芸は雰囲気が似ています。皆さん、気さくに話しかけてくれますし、ホテルでも過ごしやすいように考えてくださっています。休日に食べたアイスクリームの天ぷらがとても美味しかったです。(矢野幸耶 主将)」



佐伯功 監督
佐伯功 監督
矢野幸耶 主将
矢野幸耶 主将


広大な安芸ドーム
広大な安芸ドーム

キャンプ地の安芸市営球場(安芸タイガース球場)は、水はけの良い黒土と天然芝が敷かれた、地方球場の中でも屈指のグラウンド環境です。また、隣接する多目的体育館は「安芸ドーム」と呼ばれ、人工芝が敷かれた50m×50mの広大な場内は「雨天練習場」として打撃練習、守備練習に使われています。

地域の皆さまへの恩返し

三菱重工Eastは「三菱重工スポーツチャレンジ」の活動の一環として、主に小学生・中学生を対象に野球教室を各地で開催しています。今回についても「キャンプ地でお世話になっている地域への皆さまへの恩返しという思いで開催しています(佐伯監督)」。

当日はあいにくの雨でグラウンドが使えず、安芸ドームでの開催となりましたが、地元を中心に野球チームに所属する小学生35名が集まりました。ドーム内は非常に活気に溢れ、子どもたちも生き生きと楽しそうに練習に励んでいました。



三菱重工Eas野球教室
野球教室開始にあたり、全体整列!


今日の進行役を勤めた山中稜真 外野手
今日の進行役を勤めた山中稜真 外野手

「野球は楽しい!できなかったことができるようになったらうれしい!という気持ちをどうすれば味わえるかを考え、言葉のキャッチボールをしながら接するよう心がけました(山中稜真 外野手)」

選手と子どもたちとの交流は、貴重な気づきの場

選手と共に守備、ピッチング、バッティングの練習をすることは子どもたちにとって貴重な経験です。子どもたちに話を聞くと、ただただ「楽しかった」と小躍りしながら話す子もいた一方で、「投げ方を教えてもらってとても参考になった」 「私は外野手なのにこれまでフライを捕ったことがなかった。今日初めてフライが捕れて良かった」 「久しぶりに球速を測った。得意のスピードやコントロールを生かして野球を頑張っていきたい」と話す子もいて、野球をこれから続けていくための「気づき」の機会にもなったようです。

一方、選手たちも子どもたちとのふれあいで色々な思いがありました。
「野球は楽しんだ方が勝ち、とアドバイスしている。盛り上げ方を考えゲームの要素を取り入れるように心がけていたが、子どもたちもそれを楽しんでくれていました(矢野主将)」
「ボールを投げる、打つ、捕る。これができると野球は楽しい。中学から高校に進むと進路の悩みが出てくるし、優勝等の目標ができると野球も強くなることや、うまくなることばかりが主体になって、楽しさを忘れることもある。だからこそ野球の楽しさをしっかり伝えたいと思います。(山中外野手)」



三菱重工Eas野球教室
三菱重工Eas野球教室
三菱重工Eas野球教室
終わった後は選手との交流。みんな笑顔です

最後に三菱重工Eastとしての今シーズンへの意気込みをうかがいました。
「しっかりこの地で良いキャンプをやり切りシーズンに挑みたい。(佐伯監督)」
「キャンプで土台を作り、都市対抗、日本選手権での優勝を目指したい。(矢野主将)」

※2024年3月1日掲載。本記事に記載の情報は掲載当時のものです。